内容説明
哀しくも美しい著者の歌声がこだまする珠玉の小品集。「飢えと“うた”」「大学の畸人」「哀しい日々の記憶」「地下足袋と洋服」「山本七平氏のこと」「歌集・通奏低音」はすべて書き下ろし、表題の“時のしるし”を含むエッセイは単行本初収載。
目次
飢えと「うた」
哀しい日々の記憶―特攻作戦について
地下足袋と洋服―茂吉のこと
大学の畸人
山本七平氏のこと
フランクルと私
祖父の自殺
一精神医学者のインド紀行（Ｍ．Ｂｏｓｓ）
昭和初期の軽井沢
「児童研究」より
通奏低音
著者等紹介
霜山徳爾［シモヤマトクジ］
１９１９年東京に生れる。１９４２年東京大学文学部心理学科卒。１９５０年上智大学文学部助教授、成蹊大学講師。１９５１年より聖心女子大学講師を兼任。１９５３～５５年ボン大学に留学。１９５７年上智大学文学部教授に就任。１９６９年より東京芸術大学大学院、１９８０年より日本女子大学大学院、東京医科歯科大学講師を兼任。１９８３年より東京芸術大学大学院客員教授、１９８９年より東洋英和女学院大学教授を兼任。１９９０年上智大学名誉教授
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