内容説明
人間にとって生と死とは、愛と性の本質とは、「病い」の意味とは―患者の前に立つ治療者の苦悩と真摯な洞察の記録。「疎外・孤立・絶望―無常と火宅」、「幻覚と知覚」、「病める性」、「死に臨む人々」、「ロージァズと人間学派」ほかを収録。
目次
疎外・孤立・絶望―無常と火宅
衝動の病理
幻覚と知覚
永久運動の病理
病める性
「心身医学の非神話化」(M.Boss)について
ロージァズと人間学派
体験された自由―マリア・モンテッソーリ頌
死に臨む人々―臨床心理学から(講演草稿より)
白秋から玄冬へ―老人の生と死
心理療法とドラマトゥルギー
著者等紹介
霜山徳爾[シモヤマトクジ]
1919年東京に生れる。1942年東京大学文学部心理学科卒。1950年上智大学文学部助教授、成蹊大学講師。1951年より聖心女子大学講師を兼任。1953~55年ボン大学に留学。1957年上智大学文学部教授に就任。1969年より東京芸術大学大学院、1980年より日本女子大学大学院、東京医科歯科大学講師を兼任。1983年より東京芸術大学大学院客員教授、1989年より東洋英和女学院大学教授を兼任。1990年上智大学名誉教授
山崎久美子[ヤマザキクミコ]
1985年上智大学大学院博士後期課程修了。文学博士。現在、東京医科歯科大学教養部教授
妙木浩之[ミョウキヒロユキ]
1987年上智大学大学院博士後期課程満期退学。現在、久留米大学文学部人間科学科助教授
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- 和書
- 学校教育研究 第2号