感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
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「仲間じゃない者同士が共に生きあう知恵」って、いい言葉だなあ。◇著者佐藤は、長年現場の先生たちと共に学校改革に取り組んできた教育学者。学級崩壊など90年代後半の危機的な状況に対して改めて「学び」を意味づけしなおし、価値づける。そうだ、考えてみれば、総合的な学習の時間もキャリア教育もこの後の話、自分の子供たちが通う学校もかなり厳しい状態だったらしいが、先生たち、頑張らはったっんやろな。◇対象、自己、他者との対話を通じて意味や関係を築き直すのが学びという営み。だからメンバー同士の「差異」があればあるほどいい。2014/01/12
torum
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教育に携わる人は読んでおくべき一冊です。「勉強」いや「学び」とは何なのか。ソクラテス「人間は、自分が知っているものも知らないものも、これを探求することはできない」、フーゴー「学ぶ者とは、ふるさとに別れを告げる人」 歴史をなぞりながら、その理論へと話は進み、いよいよ「教育」という実践に辿り着きます。カリキュラムは「階段型」から「登山型」へ。教師は「知識の配達人」から「旅の案内人」へ。「権利」より「責任」、「競争」より「共存」、「所有」より「享受」、「自由」より「連帯」 これから教育はどうあるべきでしょうか。2017/01/17
ありま
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教育学の基盤です。2015/07/12