感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
4
「八王子市の長い市境線のうち多摩川の岸にのぞむのは、わずかに北東部の五㌔ほどの区間で、しかもちょうどその真中に半分の長さを占めて、対岸の昭島市の地籍が割り込んできている…近世に入り、日光に東照宮が造営されると、八王子から日光への往還が開かれた…滝山丘陵を越えてくる現在の道も、それらの古道のあとを忠実にたどっているようだ。その道を丘に向かって少し登り左へ小道をとると、西玉神社がある。近世には、西玉権現日光大権現社と大仰にとなえた平村の鎮守だ…東照宮を遥拝したと伝え、晴れた冬の日には…日光男体山をとらえる」2018/11/25