内容説明
“無実の罪”に泣いた、40日間の“塀の中”体験。女優京唄子が初めて告白する、感動の書。ベストセラー『花も嵐も踏みこえて』に続く、著者の体当りエッセー第2弾。
目次
第1章 新しい出発のとき(はるばると歩んできた道;啓ちゃんへの恩返しを;ご恩になった先輩方)
第2章 私の“塀の中”物語(戦後の混乱のなかで;芝居は大当りしたけれど;留置場の一夜;執行猶予つき有罪の判決)
第3章 “塀の中”のみじめな日々(狂った時代背景のなかで;売春容疑だった同室の女性;手錠に編笠姿の屈辱;別れがつらかった保釈;一晩中泣いてくれた母;“塀の中”の花一輪―私の刑務所慰問記)
第4章 本当におもろい夫婦たち(『おもろい夫婦』のスタート;六人子持ちの年上の女と;子に励まされて耐えた貧しさ;新婚初夜から浮気した夫;子を産むばかりが夫婦じゃない)
第5章 唄子の芸能界交友録(素晴らしい先輩方と仲間たち;親しくしている仲間たち;昔の愉快な友人たち;歌うスターたち;二枚目の友人たち;根性のある男たち;映画で出会った人々)
あとがき―人生は回り舞台