内容説明
大陸との葛藤に苦悩する美麗島(フオルモサ)。この島の法的地位を根底から考える。二〇〇一年二月に出版された畏友戴天昭博士著『台湾戦後国際政治史』の続編。
目次
台湾の発見と古代より近代に至るまでの台湾の法的地位
清国による台湾植民地統治への疑義と日本への台湾割譲
日本による台湾統治の全貌とその終焉
冷戦下における米国の極東政策と台湾の地位の変動
対日講和条約と台湾の帰属
米華相互防衛条約と台湾の地位
米中国交正常化と台湾の地位の確認
日中国交樹立と台湾の地位
米中国交樹立と台湾関係法の制定
米中第三コミュニケ(八・一七公報)と第八〇六法案「台湾における民主主義」の制定
李登輝政権の登場と台湾の地位の変貌
陳水扁全民政府の誕生と再選に至るまでの苦痛
戦後世界列強による台湾政策と台湾の法的地位の展望
著者等紹介
戴天昭[タイテンショウ]
1935年12月台湾に生まる。1959年7月台湾大学法学院政治学系卒業。1962年4月明治大学大学院修士課程政経科入学。1964年3月明治大学大学院修士課程政経科修了、政治学修士。1964年4月法政大学大学院社会学研究科博士課程政治学専攻入学。1970年4月東京大学社会学研究科博士課程国際関係論専攻入学。1971年2月法政大学大学院社会学研究科博士課程政治学専攻修了、政治学博士。1971年4月法政大学講師、1973年辞任。1974年3月東京大学社会学研究科博士課程国際関係論専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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