• ポイントキャンペーン

全書簡現代語訳 坂本龍馬からの手紙

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784905706687
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

現在発見されている坂本龍馬の141書簡を年代順に初めて現代語訳化した画期的な書。登場人物、時代背景が理解しやすいように、各書簡毎の解説も掲載。

内容説明

『はからずも』―龍馬の手紙でもっとも多く用いられた表現である。龍馬は手紙で何を伝えようとしたのか。手紙に隠された龍馬の真意を探る。

目次

第1章 龍馬の青春―嘉永六年‐文久元年
第2章 土佐脱藩と海軍―文久三年‐元治元年
第3章 薩長同盟への道―慶応元年‐慶応二年三月
第4章 長幕海戦と亀山社中―慶応二年六月‐十二月
第5章 海援隊―慶応二年十二月‐慶応三年四月
第6章 イロハ丸沈没―慶応三年四月‐七月
第7章 イカルス号事件―慶応三年八月‐九月
第8章 大政奉還―慶応三年十月‐十一月
第9章 年月等不詳の手紙
補章 龍馬に関わった人々の手紙

著者等紹介

宮川禎一[ミヤカワテイイチ]
1959年、大分県宇佐市安心院町生まれ。1986年、京都大学大学院文学研究科修士修了(考古学専攻)。財団法人辰馬考古資料館学芸員を経て、1995年から京都国立博物館考古室員。2006年より同館学芸部考古室長。2012年より同館学芸部企画室長。専攻は東アジアの考古学。特に統一新羅時代の陶質土器の研究、東南アジアの銅鼓の研究、あわせて坂本龍馬の研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

16
坂本龍馬が出したとされる手紙が140通。関連する書面が5通、時系列に掲載されています。それぞれに著者の解説があり、背景について丁寧に説明されていました。文面も時代が下がるにつれて、人間的な成熟さが感じられ、興味深く読みました。中でも、寺田屋襲撃、いろは丸事件、大政奉還の根回しなどについての書面はから、それぞれ切迫している迫力を感じました。さながら、別冊「竜馬がゆく」を読んだような感じです。 それにしても、竜馬さんに和歌の趣味があったとは意外です。2017/12/05

からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺

8
これぞ良書!素晴らしい。最近の新刊なのでもっと話題にすべき。龍馬の手紙を全て現代語訳。原文を損なわぬ訳文(現物に当たったからこそ書けるもの)と、書かれた時期を考慮した丁寧な解説(これが本当に素晴らしい)。関係ある人の手紙も載せていて立体的。宮地佐一郎『龍馬の手紙』(これは原文)を更に一歩進めた並び替え。教育評論社なんて無名の出版社から出ているのが惜しい。『龍馬の手紙』が講談社学芸文庫で出ているならば、ちくま学芸文庫は絶対にこれを文庫にするべきである。訳者は元々考古学が専門。更なる勉強でよくぞここまで。2012/08/11

がっちゃん

2
浮気してました。好きという気持ちが抑えられなくて…。ごめんなさい、龍馬。だいぶほったらかしにしていた本書。腰を落ち着けて確りと向き合いました。そもそも、龍馬の新しい手紙が発見されたとかで、NHK で特集が組まれていたのがこの本を手に取った経緯。とくに興味深かったのは、文中に一度も「~ぜよ」と龍馬の代名詞とも言うべき文言が登場しないこと。手紙という最も口語表現が出やすいと思われる媒体でも、方言は使われないものなんですね。とてもユーモラスな龍馬の手紙。ぜひ原典にも触れてみたい。2014/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5165002
  • ご注意事項