目次
第1章 志士たちの残した言葉(「志士」とは;志士の人気ナンバーワンは高杉晋作;おもしろきこともなき世をおもしろく―高杉晋作 ほか)
第2章 陽明学に支えられた志士たちの行動(維新回天のヒーローたちは若かった;ぶれない生き方を貫いた吉田松陰;志士から志士へと受け継がれた陽明学の「真心」 ほか)
第3章 志士たちの心をつかんだ陽明学(「知行合一」―すべてのものは関わりあってつながっている;いちばん大切なことは「ものの見方・考え方」;私たちには生まれながらに「良知」が宿っている ほか)
著者等紹介
林田明大[ハヤシダアキオ]
1952年長崎県生まれ。94年に『真説「陽明学」入門』を発表し、陽明学に誤解を生じさせていた陋習を払拭、97年に「国際陽明学京都会議」に実践部会を代表して登壇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み~くま
4
高杉晋作、坂本龍馬、中岡慎太郎、西郷隆盛・・・幕末を彩り、流星のように時代を駆け抜けていった志士たち。以前より彼らの生き様に強く惹かれていたのですが、その根底に「陽明学」という思想が根付いていたことは知りませんでした。この本では、彼らが残した有名な言葉や行動をとりあげ、その中に見える「陽明学的な思想」を丁寧に分りやすい言葉で説明しています。学問としての陽明学は知らなくても、日本人として共感できる点が多いことを知りました。これを機に、参考文献として紹介されていた本も読んでみたいです。2011/12/16
いつまで
2
陽明学の要点が第三章に掲載。分かりやすい説明とそうでない説明が混在。多くの志士の言行を解説。たびたび振り返りたい書。2020/12/31
kei1
1
この本のキーワードは、陽明学。幕末ファンでもこの言葉を知る人は意外に少ないのでは。陽明学で重要な「良知」とは、「是非の心」、「内なるわたし」。そんな自分の声に耳を傾けながら日常生活で自分を律することが、よい仕事を可能にしてくれます。2013/05/17
ご〜ちゃん
1
多くの人のことばとその思想が記されていて、もっと歴史上の人物について知りたいと思った。2013/05/01
コラッジョ
0
林田明大は、会った事もあるし、人柄は良いのであまり批判したくはないのだが、あまりに牽強付会が酷すぎる。 また、デタラメだと立証されている”江戸しぐさ”だの、ルドルフ・シュタイナーの”神智学”まで引き合いに出す態度には納得が行かない。 そういう点を割り引いて、氏の著作を読む必要がある。 陽明学の解釈自体については、氏の右に出る人物は居ないのだから。2016/06/05
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