内容説明
江戸末期、越後の末寺に生まれた“井上円了”(東洋大学の創立者)。「文明開化」、青春ともに真っ盛り。15歳(明治5年)から12年間にわたって綴った漢詩557首の完全翻訳版。「明治」に啓かれそして「明治」を啓かんと欲した一人の青年が、静かに熱く詠う。
目次
第1章 訳注編(『襲常詩稿』(明治五・六年)
『詩冊』(明治七~九年)
『屈蠖詩集』(明治十~十六年))
第2章 解説編(『甫水井上円了漢詩集』解題;『襲常詩稿』について;『詩冊』について;『屈蠖詩集』について;「井上円了の漢詩集について」)
第3章 参考資料編(原文(影印)
「井上円了小伝―近代日本のロマンチスト」
井上円了の略年譜)
著者等紹介
新田幸治[ニッタコウジ]
東洋大学名誉教授。元東洋大学井上円了記念学術センター所長
長谷川潤治[ハセガワジュンジ]
新潟県立長岡高等学校教諭
中村聡[ナカムラサトシ]
玉川大学リベラルアーツ学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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