内容説明
きょうは、やまのむこうのむらで、おまつりです。おもちゃやさんのごんじいのまえに、あらわれたひとりのおとこのこ。からだや、てや、あしは、にんげんのこどもなのに、かおだけきつねのまま。そこで、ごんじいは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
40
お祭りの屋台おもちゃ屋さんを営むごんじいのもとにやって来たのはなんと、体は人間、顔はきつねの姿の子!うまく化けられたと思ってる様子のその子に、騙されたふりをするごんじいが優しい。人目にさらさないようきつねのお面をつけて隠してあげますが、いろいろと危ない場面が!最後はちょっぴり切なくも、ごんじいときつねの子との心の交流にほんのり温かな気持ちになります♡2人がまたいつか会える日を私も信じつつ…2021/01/07
みさどん
16
絵や表情がとても優しい絵本。前半までとっても良かったのに、きつねってばれてからも人々が騒がないところが、それはないでしょうと冷めてしまうかな。きつねとのおじいさんとの最後の交流も描いてあると、もっとしんみりしたりじんわりしたりがあったと思う。始めのくだりがとても良かっただけに残念。表紙のお面の下はきつねなのだ。2016/11/12
Naomi
14
きつねの「こうた」くんが可愛い。おもちゃやさんのごんじいの優しさがあったかい。人間ときつねは一緒に遊べない(ときつねのこうたが思っている)のは、ちょっと淋しいなぁ。2017/09/23
遠い日
13
なんとも温かなやさしいお話。ちゃんと化けきれずについてくるキツネのこうたと、お面をつけて世話してやるおじいさんとの気持ちの繋がりが嬉しい。化けているのが人にばれても構わないのに、キツネの世界と人間の世界に線引きがあることに、このお話の余情があるのだろう。おじいさんの置き土産も切ないなぁ。2017/10/15
ヒラP@ehon.gohon
12
C事業所で読みがたりしました。2022/06/23