内容説明
「会計で会社を強くする」という発想の源流を辿ろう!ルカ・パチョーリから稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)を始めとした経営者まで、適時の記帳、月次決算、中小会計要領の適用等の基本となる考え方を示す古今東西の「金言」を収録。すべての会計実務家、経営者のために。
目次
すべての自らの取引を秩序正しく適切に処理する。―ルカ・パチョーリ
商人が帳簿を備えることは、商人の事業をよく遂行していくために有利なことである。―サヴァリー
複式簿記が商人にあたえてくれる利益は計り知れないほどだ。―ゲーテ
だらしない記帳は、破産者の特徴である。―ヴュルテンベルク王国商法草案
(商業帳簿によって)商人は、その業務のすべての状況を観察するようになる。―フランクフルト国民議会による1849年ドイツ帝国司法省商法草案(別名:フランクフルト草案)
商人の簿記というものは、商人あるいは専門的知識を有する第三者が、財産状態の全容を、必要に応じて、いつでも把握できるような性質のものでなければならない。―ドイツ帝国裁判所
秩序が経営感覚を鍛える。―ゾンバルト
合理的な資本主義的経営とは、その収益を、近代的な簿記という手段や決算書の作成などによって、計数的に管理する営利経営をいう。―マックス・ウェーバー
資本主義的行動は貨幣単位を合理的な費用=利潤計算の用具に転化せしめる。複式簿記こそはその高くそびえる記念塔である。―シュンペーター
月次損益計算は経営の成行を速く注視し得るものである。―シュマーレンバッハ〔ほか〕
著者等紹介
坂本孝司[サカモトタカシ]
博士(経営情報科学)・税理士・米国公認会計士。税理士法人坂本&パートナー理事長、愛知工業大学経営学部/大学院教授。昭和31年2月生まれ。53年神戸大学経営学部卒業、同年税理士試験合格。56年浜松市で会計事務所を開業し、TKC全国会に入会。平成9年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学、23年愛知工業大学から博士号授与。静岡理工科大学大学院客員教授。中小企業庁「中小企業政策審議会」臨時委員、同「中小企業の会計に関する研究会」専門委員、同「中小企業政策審議会・企業力強化部会」委員、中小企業庁・金融庁「中小企業の会計に関する検討会W・G」委員等歴任。TKC静岡会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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