内容説明
行き場のない少年たちを巻き込んだ典型的なえん罪事件。1989年、東京・綾瀬。いじめに遭い、不登校となった少年たちが、軽い気持ちでついたうその証言から、彼らは殺人事件の容疑者として窮地に追い込まれる。密室で繰り広げられる、巧妙かつ恫喝的な警察による違法な取り調べから、子どもたちを守ろうとする親と弁護士たちの攻防を追う。
目次
第1章 ある日、突然、登校拒否生徒が
第2章 学校からはじかれて
第3章 九人の弁護士
第4章 代用監獄の密室で
第5章 犯人の気分になって
第6章 暴かれたアリバイ隠し
第7章 問われる人権意識
著者等紹介
横川和夫[ヨコカワカズオ]
1937年、小樽市生まれ。60年、共同通信社入社。72年に文部省(現文科省)を担当、論説兼編集委員を経て現在はフリー・ジャーナリスト。「仮面の家=先生夫婦はなぜ息子を殺したのか=」(共同通信社刊)で93年度日本新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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