内容説明
なぜいま地霊なのか。とめどもなく膨れあがった私たちの世界に、地霊は何を語りかけるのか。小さきものへの感性の復権を求めて、夢幻能、ケルト、ラフカディオ・ハーン…そして地霊をたずねる旅と省察。
目次
第1部 地霊感応(地霊論について;地霊の声、動物のよびかけ;ラフカディオ・ハーンと日本の地霊;日本の“神々”)
第2部 地霊のドラマ(複式夢幻能の世界;演劇空間としての能;能、アト・ランダム;「詩的世界」=異界と詩)
第3部 地霊巡礼(在原神社;赤間関;みみらく;理想宮=地霊宮)
著者等紹介
萩野弘巳[ハギノヒロミ]
1933年生まれ。東京大学教養学科(フランス・国際関係論)を卒業後、NHK入社。パリ特派員等を経て欧州総局長としてヨーロッパ滞在が長い。現在、長崎シーボルト大学教授。NHK部外解説委員
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