脳と瞑想―最先端脳外科医とタイの瞑想指導者が解き明かす苦しみをなくす脳と心の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784905425519
  • NDC分類 498.34
  • Cコード C0015

内容説明

プレクネウスと帯状回の働きからわかる自我と瞑想の科学。脳の覚醒下手術(意識のある状態での手術)でトップクラスの実績を持ち、自らも日々瞑想をする脳外科医と、タイで出家し長年にわたりテーラワーダ仏教の瞑想修行を重ねた日本人僧侶が、苦しみから抜け出して幸せに生きるための意識の転換と、脳の使い方を語り合う。

目次

第1部 瞑想実践と脳の科学(サマタ・ヴィパッサナー瞑想の実践;覚醒下手術概説;脳のタイプチェック)
第2部 対談―脳と心の使い方(瞑想法(サティとサマーディ)
脳と瞑想
自我の科学
左脳は戦争が好き
苦しみから抜ける
終わりに)

著者等紹介

プラユキ・ナラテボー[プラユキナラテボー]
1962年、埼玉県生まれ。タイ・スカトー寺副住職。上智大学卒業後、タイのチュラロンコン大学大学院に留学し、農村開発におけるタイ僧侶の役割を研究。1988年、瞑想指導者として有名なルアンポー・カムキアン師のもとで出家。以後、開発僧として、瞑想指導者として活動

篠浦伸禎[シノウラノブサダ]
1958年生まれ。東京大学医学部卒業後、富士脳障害研究所、東京大学医学部附属病院、茨城県立中央病院、都立荏原病院、国立国際医療センターに脳神経外科医として勤務する。1992年、東京大学医学部の医学博士を取得。同年、シンシナティ大学分子生物学部に留学。帰国後、国立国際医療センターなどで脳神経外科医として勤務。2000年より都立駒込病院脳神経外科医長、2009年より同病院脳神経外科部長。脳の覚醒下手術ではトップクラスの実績を誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

anco

7
脳外科医の篠浦さんと瞑想指導者のプラユキさんの対談本。医療と仏教という二つの視点から、瞑想や脳について考察されていておもしろかったです。2017/06/27

きっちょ

5
今まで読んだ瞑想関係の本の中で一番良かった。 キーワードは脳のクセと可塑性。2018/06/23

やまえつ

5
タイのテーラワーダ仏教のお寺で瞑想指導などを行っている日本人僧侶のプラユキ・ナラテボーさんと、脳の覚醒下手術をしている篠浦伸禎さんの対談。脳の覚醒下手術は非常に興味深く、広まって欲しいと思うが、そこからえられた知見を、右脳の三次元とか左脳の二次元とかに分類しているのは、なんでそうなるの?という感じ。プラユキさんはよく篠浦さんに話を合わせたなぁという感じ。2014/03/20

Hashi

2
最近、心を整えるために瞑想を始めましたが、科学的にどうなのだろうということで読みました。先端の西洋医学の先生も瞑想をしているのですね。解明されていないことが多いようで、あくまで仮定の話ですが、脳のプレクネウスの役割や、ホルミシスの話は(ストレスによる混乱を、瞑想により脳を最適化して乗り越える)興味深かったです。2016/11/22

sio

2
気付き=あるがままの受容、包括的な把握=プレクネウスの情報の俯瞰、受動的(P77)。 ヴィパッサナー瞑想を始めようと様々な本を読んだがこのページに核心部分が載ってるような気がした。形ばかり教えてる本が多いがやはり「受容的」に行う事が凄く大事だった。 とある精神科医の本では受容を繰り返すと心が拡大し、静か且つ穏やかな特権的な場所に到るとある(実際そういうクライアントのケースも多数載っていた)。 瞑想の形ばかりに拘って上手く出来ない自分に苛つくが、そういう自分を受容する事がヴィパッサナーは重要なのだと気付く2015/05/17

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