内容説明
「生命の科学」と訳されるアーユルヴェーダは、世界で最大最古の医学体系であり、不老長寿の実現を目指し続けてきた。それは、単に医学であるだけではなく、心・魂・精神のレベルも客観的に扱う、生命に関する総合的な学問である。今、アーユルヴェーダの卓越した医学について、現代科学の方法論による検証が始まっている。生命現象の理解のためには東洋と西洋の両方の知識が必要だと主張する筆者が、東洋の生命科学の真髄を西洋の物質科学で翻訳し、不老長寿のメカニズムを明らかにする“生命学”の集大成。
目次
第１部 老化と不老（老化とは何か；モデル生物の長寿研究；不老長寿）
第２部 世界最古の医学体系アーユルヴェーダ（アーユルヴェーダの成り立ち；アーユルヴェーダを支えた古代哲学；アーユルヴェーダの主要概念；病気の診断と治療；薬理学；不老長寿法）
第３部 不老長寿法（ラサーヤナ（長生法）
強精学
不老長寿の食事法
生活習慣）
著者等紹介
鮎沢大［アユサワダイ］
横浜市立大学教授。ダッカ国立伝統医科大学（Ｇｏｖｔ．Ｕｎａｎｉ＆Ａｙｕｒｖｅｄｉｃ Ｍｅｄｉｃａｌ Ｃｏｌｌｅｇｅ，Ｄｈａｋａ，Ｂａｎｇｌａｄｅｓｈ）客員教授。Ｉｃｈｉｂａｎ Ｌｉｆｅｔｅｃｈ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ株式会社（横浜＆ダッカ）代表取締役。１９４８年、長野県生まれ。１９７７年、東京大学大学院博士課程（農芸化学専攻）修了後、埼玉県立がんセンター主任研究員、英国王立癌研究所（ＩＣＲＦ）訪問研究員、国立遺伝学研究所助教授、東京大学助教授を経て、横浜市立大学木原生物学研究所教授（現在、生命ナノシステム科学研究科不老長寿研究室）
三木健輔［ミキケンスケ］
横浜市立大学特任助教。ダッカ国立伝統医科大学客員助教。Ｉｃｈｉｂａｎ Ｌｉｆｅｔｅｃｈ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ株式会社（横浜）統括部長。１９８０年、埼玉県生まれ。２００８年、横浜市立大学大学院博士課程（バイオ科学専攻）修了。専門は分子細胞生物学、不老長寿学、アーユルヴェーダ
ホサイン，モハマド・ナジール［ホサイン，モハマドナジール］［Ｈｏｓｓａｉｎ，Ｍｏｈａｍｍａｄ Ｎａｚｉｒ］
横浜市立大学客員研究員。アーユルヴェーダ医師（内科）兼ダッカ国立伝統医科大学客員准教授。Ｉｃｈｉｂａｎ Ｌｉｆｅｔｅｃｈ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ株式会社取締役（ダッカ医薬品工場責任者）。１９７５年、バングラデシュ・ダッカ市生まれ。１９８８年、ダッカ大学大学院修士課程（生化学専攻）修了。２００６年、横浜市立大学大学院博士課程（自然システム専攻）修了。２０１２年、バングラデシュアーユルヴェーダ国家試験（医薬・外科）主席合格。専門はアーユルヴェーダ、不老長寿学、分子細胞生物学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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