内容説明
天然の小山、森、築山、富士塚、城址、寺社、古墳…都区内にある100近くの「かつての山」を探し訪ね、散策を楽しむ驚きの歴史、忘れられた信仰や伝承も甦る実際に歩ける地図付。
目次
第1章 上野山山塊
第2章 日暮しの里山
第3章 隅田川・新河岸川山脈
第4章 滝野川(石神井川)山脈
第5章 神田川山脈
第6章 江戸城外輪山
第7章 湾岸山系
第8章 南江戸山系
第9章 新宿山系
第10章 多摩川古代アルプス
著者等紹介
川副秀樹[カワゾエヒデキ]
1949年生。中央大学経済学部卒。G・デザイン事務所経営を経て現在、著作・編集業・民俗学研究者。’03~「東京都高尾パークボランティア会」会員。’06~神職の体験及び研究を開始。’11~「古文書の会」(武蔵野市)会員。飯縄信仰をはじめとする庶民信仰の研究をライフワークとする。また、’50~’60年代の黒人音楽に造詣が深く自らもグループを組み、年数回の演奏活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Teo
1
面白い視点だった。山と言っても実際は山に見える物。そして「消えた」と全部に対して言い切るのはちょっと違う。確かに今や周囲の建物が高くなっているので「山からの見晴らし」はほとんど期待できないが。都区内の「山」と言われて私は愛宕山、上野の山など、富士塚を入れても10個も思いつかなかった。2012/05/10
takao
0
さすが東京だな。上野もいい。2016/10/23
富士の鷹
0
「江戸名所図会」を引きながら、江戸の高みの名所を順に紹介するというユニークな本 富士塚系、河岸段丘系、古墳系など楽しい視点である。 ただ、(これは出版社のチェックが甘いと思うけど)地名の誤りが数箇所あるのが興ざめ。弦巻を鶴巻として平気なのは致命的。2012/08/04