内容説明
「熊本県人気質」の歴史的な形成過程を丹念に掘り起こす。
目次
第1章 肥後人気質
第2章 争乱の幕明け
第3章 乱世の二雄
第4章 藩政確立の立役者
第5章 幕末維新の嵐
第6章 乗り遅れた明治維新
著者等紹介
渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年京都生まれ。大連一中、旧制第五高等学校文科を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所特別研究員。2010年熊本大学大学院社会文化科学研究科客員教授に就任。著書に『北一輝』(朝日新聞社、1985、毎日出版文化賞受賞・ちくま学芸文庫2007)、『逝きし世の面影』(葦書房、1998、和辻哲郎文化賞受賞・平凡社ライブラリー2005)『黒船前夜』(洋泉社、2010、大佛次郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MaRuTaTSu
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熊本に生まれ、熊本に育ったはずだが、熊本の歴史をほとんど知らないんだと、そのごく一部しか語られていない本書からでも痛感させられる。小・中・高での教育は何だったのか。 と同時に、熊本人の気質の箇所を読むと、その説明がいやに腑に落ちるというか、そうは言っても自分は熊本人なのだなと感じさせられる。2015/11/09
shrzr
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約50年前の本だが今でも有効な熊本論。有名な「モッコス」ではなく、より奥行きのある「ワマカシ」によって熊本の気質を理解しようとする。あとがきにあるように肥後人の奇行集といった趣もあるが、肥後の人々が好んだ人物から肥後人気質を逆照射する。小楠に関する記述はボリュームが多い。城南(海の肥後)、球磨について誰か書かないだろうか。2021/02/21