内容説明
源内が風來山人のペンネームで書いた超人気作品。実在の江戸の大奇人・志道軒を主人公に据え、巨人国、小人国、足長・手長国…など架空の国を旅させるという凝ったつくりで大評判。庶民が自由に旅することのできなかった時代に、仙人より授かった不思議な扇を使って、若き浅之進(のちの志道軒)が、日本全国の色街から、美女溢れる清朝の後宮へ、そして最後には男たちの理想郷(?)「女護が島」へ行き着いて、さて…という奇想天外な「冒険SF小説」。才気煥発・縦横無尽、源内の筆は躍りに躍る。
著者等紹介
出川通[デガワトオル]
島根県生まれ。香川大学において「21世紀 源内ものづくり塾」でイノベーター平賀源内に着目した軌跡を学生・社会人に紹介中。東北大学大学院修了、工学博士。2004年にイノベーションのマネジメント手法(MOT)を用いた開発・事業化のコンサルティングや研修などを行なう株式会社テクノ・インテグレーションを設立、代表取締役。併任として早稲田大学・東北大学・島根大学・大分大学・香川大学などの客員教授、複数のベンチャー企業の役員、技術者教育関係団体の理事などの役職に就任
落合基久[オチアイモトヒサ]
静岡生まれ、弘前大学人文学部卒(国語国文学)。八丈島で流人近藤富蔵(探検家近藤重蔵の息子)の著作である『八丈実記』を読む会に参加。東南アジアの自給的農業地域で、古典のままの世界を目の当たりにし、都立高校を早期退職してラオスで日本語教育のボランティアを行なう。現在は日本と東南アジアを行ったり来たりしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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