目次
第1章 ナカノカズヤの原風景
第2章 久保允誉と、久保竜彦
第3章 エディ・トムソンの真意
第4章 頑固オヤジと、息子たち
第5章 ヴァレリー・ニポムニシ
第6章 降格と
第7章 全広島の力
第8章 革命前夜
第9章 誕生、広島サッカー
第10章 森保一
著者等紹介
中野和也[ナカノカズヤ]
1962年生まれ。長崎県出身。広島大学経済学部卒業後、株式会社リクルートで各種情報誌の制作・編集に関わる。1994年よりフリー、1995年からサンフレッチェ広島の取材を開始。以後、各種媒体でサンフレッチェ広島に関するレポート・コラムなどを執筆した。2000年、サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン『紫熊倶楽部』を創刊。以来10余年にわたって同誌の編集長を務め続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みち
23
1996年から2002年まで広島に住み、その間のほとんどのサンフレッチェ広島の試合を観戦した。その頃はJリーグでもほのぼのしたチームだった。ほのぼのの裏でこんな葛藤があったなんて知らなかった。著者の中野さんともお会いしたことがある。色んな思い出とともに、成長してJリ-グ連覇するまでの「サンフレッチェ広島」の苦悩の日々と「広島力」のすばらしさを伝える文章に感動した。2014/07/18
コンチャン
19
これ、すごくいい本だと思います。ただ歴史を振り返るだけじゃなくて、そのうらで動いてたフロントの対応や現場の声も垣間見ることができます。選手や監督の声を知ることで、涙が溢れそうでした。サンフレッチェは素晴らしいクラブだと、改めて感じました。2014/03/31
さんつきくん
6
サッカーJリーグのサンフレッチェ広島。今ではタイトルもいくつか取得しているビッグクラブ。著者が広島の番記者になった1997年辺りからのサンフレッチェ広島の歴史が語られる印象。経営危機が表面化し主力が大量に放出された広島に発想力に富んだ新しい社長がやって来たことで、好転していく。人件費を捻出できないなか、若手の選手を育て、優秀な監督を迎え、J2降格を経験しながら、社長とクラブと選手・サポーターが一体となりJ1リーグ連覇を達成する。ジェットコースターのような歴史があり、読んで熱くなれる一冊でした。2022/08/27
Aki
6
たかがスポーツされどこんなにも多くの感情を沸き立たせてくれる。連覇を果たしたサンフレッチェ広島の苦闘の歴史を臨場感あふれる文章で鮮やかに浮き上がらせる。「継続する情熱」そして「誰かのためにが人を強くする」といったフレーズが染みる。創設当時から遠くから応援し続けている私には涙なくして読めない。2014/08/31
T. N
6
私が応援するチームは絶賛低迷中。長いトンネルの中。J1連覇を果たしたサンフレッチェさんにあやかろうと読んでみた。歴代社長の強烈なリーダーシップ、ここぞという時の「広島力」、フロント、監督、選手、サポーター、ファンが同じ方向に力を集結することができればいかに強いか、しかしそれがいかに難しいかを突き付けられた気がします。2014/05/01