内容説明
大分県国東半島の北部、周防灘に面した下岐部村。天領・日田代官所の四日市出張陣屋直轄の庄屋・有永億太郎が書き残した文化7年(1809)の日記を解読。上巻:元日~6月。伊能忠敬の測量隊一行を受け入れる村の混乱ぶり、日々の村政―年貢徴収・貯穀見分、宗門改め、博打・賭御法度、人相書きなどの下達、村民からの相談事から“寺出”した和尚の取りなしまで、めまぐるしい江戸期の庄屋の日常が浮かび上がる。
目次
豊後国国東郡下岐部村とその庄屋―解題に代えて
釈文篇
訓文篇
注解篇
著者等紹介
前田義隆[マエダヨシタカ]
昭和19年、国東市国見町岐部に生まれる。福岡教育大学卒業後、福岡市で中学校教師を務める。平成16年に退職し帰郷。平成17年、国見郷土史研究会会員となる。平成20年、公民大学古文書教室に参加。有機農業に取り組みながら、郷土の歴史を学んでいる
森猛[モリタケシ]
昭和20年、宮崎県南那珂郡(現串間市)に生まれる。日本史専攻。平成3年から、古文書古記録研究会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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