内容説明
黒田如水に仕えた父利安以来の福岡藩筆頭家老栗山大膳は、二代藩主忠之との確執から「藩主に謀叛の意志あり」と幕府に公訴―捨て身の智略で福岡藩を救った家老とその子孫の消息を追う。
目次
第1章 栗山備後利安・大膳の戦国時代(栗山家系とその由縁;九州での戦功)
第2章 福岡黒田藩の時代(関ケ原の戦いと黒田長政;福岡黒田藩 ほか)
第3章 栗山大膳と黒田騒動(黒田長政の死と家康の感状;黒田忠之の放縦と栗山大膳の諌争 ほか)
第4章 流謫その後(流謫の地・南部盛岡;栗山大膳の流謫 ほか)
第5章 栗山家の子孫、その後(三奈木黒田家;秋月藩堀平右衛門正儔 ほか)
著者等紹介
小野重喜[オノシゲキ]
昭和12(1937)年、福岡県朝倉市に生まれる。北九州大学米英学科卒業。教師として郷土朝倉の地に勤める。教頭、校長を歴任後、教育長として教育行政に携わる。その間、甘木・朝倉広域圏総合教育センター次長、県中学校長会教育部長、県青少年育成県民会議理事など、学校教育・社会教育の振興活性化に努める。その後、地域に奉仕する傍ら、郷土における歴史上の人物などを中心とした文筆活動に専心する。短歌歴も長い。現在、朝倉市・郡退職中学校長会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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