感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
51
織田作之助の小説で数多くの舞台となった大阪ミナミ。その小説や彼が実在した時代と現代をシンクロさせながら『夫婦善哉』や『わが町』の舞台が現代と重ねて語られ、ゆえに自分も知ってる地名や施設が登場するので妙に生々しいというか、単なる聖地巡礼とはちょっと違う、兎に角楽しい。戦後直後のオダサクの時代とコロナの現代の大阪が同レベルで描かれているのだ。まるで自分も一緒になって小説の世界にいる感覚に似たものを味わえた。巻末の地図と各小説の舞台の地名の事細かさといったら脱帽するばかりである。すごい本を手に入れてしまった。2024/01/10
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