武家女人記

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087700176
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女性たちを、山本周五郎賞作家があざやかな筆致で描く、傑作時代小説集。
馬廻りを務める高梨家の娘・織江は、縁談の話が来てもおかしくない年齢になっている。あるとき彼女は、城下のはずれで行われる荒神さまの祭礼に出かけるのだが、思わぬ事態になり……(「ぬばたま」)。
茅乃の夫・保科定八は勘定方の下役頭を務めているが、このところ顔色が冴えない。ある日彼女は夫から、藩政に関わる一大事を知らされて……(「背中合わせ」)。
中老を務める小野寺家に嫁いだ雪絵は、兄から若い長身の男を小者として抱えるよう頼まれる。この男の出現が、彼女に思いがけぬ影響を与えていく(「嵐」)ほか全七話。
収録作品:ぬばたま/背中合わせ/嵐/緑雲の陰/深雪花/縄綯い/あねおとうと

【著者略歴】
砂原浩太朗(すなはら・こうたろう)
1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回決戦!小説大賞を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『藩邸差配役日日控』『霜月記』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』『雫峠』『烈風を斬れ』『冬と瓦礫』など。



【目次】

内容説明

娘として、母として、妻として。そして、ひとりの女性として。江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女人たちを、山本周五郎賞作家があざやかな筆致で描く傑作時代小説集。

著者等紹介

砂原浩太朗[スナハラコウタロウ]
1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第二回決戦!小説大賞を受賞。2021年『高瀬庄左衛門御留書』で第九回野村胡堂文学賞、第一五回舟橋聖一文学賞、第一一回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。2022年『黛家の兄弟』で第三五回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

59
武家の娘や奥方など7人の心模様を綴った短編集。好きで武家の家に生まれたわけではないが、世間から見れば良い身分と言うことになるのだろう。しかし武家社会には身分の上下があり、失脚を狙うなど様々な思惑に満ちている。家を守る女たちは、それらを粛々と受け入れるほか、選ぶ自由などない。体面を重んじる窮屈で狭い世界に生きる彼女たちが気の毒になる。そんな中でも自分の願いに少しでも近づきたいと思う「深雪花」、どん底の暮らしでも踏ん張って生きようとする「縄綯い」が印象に残った。 2025/12/23

18
武家に生まれたがために、自分の思いと微妙にずれた生き方をせざる得ない女達の遣る瀬無い思いを綴った7篇の物語は、私の心を少しづつ削っていって、読み通すのが苦しくなる読書だった。2025/12/25

Kei.ma

13
武士の面目に女の意地。それに今と変わらず騙そうとするものばかりで世知辛い。描かれた武家の女は何れも同情の必要がないくらいに逞しくて。失脚の危機に瀕していた息子を救った「あねおとうと」、金に汚い中間の悪戯を見抜いた妹の痛快譚「嵐」、この洞察力は現代でも不可欠だ。「縄綯」とは藁から縄を作ること。下級武士の夫を鉄砲水で喪った妻が手に唾を吐きながら力を込めて縄をなう姿がなんとも言えない。さぞかし、小さくて柔らかい手が太くゴツくなったろうに。2025/12/24

蝉、ミーン ミーン 眠ス

1
一言に武家の女と言っても一作ごとにそれぞれ全く違うありようが描かれていたが、一番気に入ったのは思いもかけない母の強さを見せてくれた緑雲の陰だ。2025/12/10

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