集英社インターナショナル<br> シャーロック・ホームズのすべて(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
シャーロック・ホームズのすべて(インターナショナル新書)

  • ISBN:9784797681048

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内容説明

19世紀後半に登場して以来、探偵の代名詞として常に最高の人気を保ち続けるシャーロック・ホームズ。60を数える作品とホームズというキャラクターについて多角的に紹介。フィクションの世界の人物であるにもかかわらず、実在の人物を超えて世界中の人々を現在も魅了し続ける探偵ホームズとその背後にあるミステリーにせまる。映画やテレビで知った初心者から、ホームズ・マニアまでもっていたい1冊。

目次

1 シャーロック・ホームズ事始め
2 ホームズ愛好家の奇妙な生態
3 シャーロック・ホームズとは何者か?
4 ホームズを描く
5 ホームズの謎にせまる
6 ベイカー街を探せ!
7 ホームズ名所のめぐり方
8 ホームズ像と銘板
9 コレクターという宿命
10 グランド・ゲーム
11 シャーロック・ホームズの愛好団体
12 舞台上のホームズ
13 スクリーン上のホームズ
14 テレビに登場したホームズ
15 音で聴くホームズ
16 ホームズと音楽
17 パスティーシュ、パロディ作品の愉しみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

122
シャーロック・ホームズは世界で愛されているが、世界のファンクラブの実態や関連グッズ情報、イラストから映像、ラジオに漫画まで数多い派生作品などについては断片的に知るだけだった。そんなトリビアを可能な限り調べ上げた、愛読者にはたまらない1冊。4年前ロンドンでホームズ博物館と近くのホームズ像を見たが、当時この本があれば他にも行けたのに残念だ。あと各国のホームズ像についてまとめた第8章で、絶対にコレクション不可能な江戸川乱歩賞の正賞ホームズ像(第48回まで)と鮎川哲也賞の正賞ドイル像についても言及してほしかった。2022/11/13

アキ

95
シャーロッキアンはアメリカの呼び方で、イギリスではホーメジアンと呼ばれていたが、現在は厳密な違いはないらしい。本書はロンドン・シャーロック・ホームズ協会の評議員の著作の翻訳。やたら詳しい蘊蓄が次々に出てくるが、コナン・ドイルが書いたホームズ物語60編には整合性が取れないところが多数ある。まずベイカー街二二一Bとはどこか?などの謎に丁寧に答えを用意している。全世界にあるシャーロック・ホームズ協会の中で、日本のクラブは一時期は会員数が世界最大級であったらしい。1887年に登場して、今も世界中で人気がある。2024/05/08

榊原 香織

85
面白かった。 アメリカではシャーロッキアン、イギリスではホーメジアン。 ホームズの誕生日は1月6日。 実はホームズやワトソンは実在の人物である、というのがグランドゲーム。 大人の遊びですね。 他にも、シャーロック・ホームズ協会とP.G.ウッドハウス協会とのビクトリア朝風クリケット試合など、ホームズファンは遊び心いっぱい  フランク・ランジェラが舞台でホームズ役やったことあるんですねえ感無量2022/10/06

ハスゴン

31
又もやホームズと聞けば買ってしまい読んでしまう。2022/06/23

鐵太郎

29
シャーロック・ホームズについては、たいていのことを調べた/学んだと思っていたのですが、ふとこの本を手に取って読み始めたら、ホームズ学とはそんな甘いものではない、はるかに深く広いものだと思い知らされました。用語としての「シャーロッキアン」と「ホーメジアン」の使い分け(実は違いはないw)から始まって、ホームズという人間、コナン・ドイルについて、挿画画家によるイメージ、地理的な謎、コレクターについて、愛好団体、舞台・映画・テレビ・ラジオドラマのこと、パスティーシュ・パロディの数々。ああ、ホームズ学は奥が深い。2023/12/31

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