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内容説明
原油価格急落は何をもたらすか?
目次
第1章 シェールガス・オイルとは何か
第2章 シェール革命で変わる米国
第3章 シェール革命は世界に広がるか
第4章 シェール革命で変わるエネルギー地政学
第5章 日本で高まる期待と現実
第6章 日本の針路
第7章 逆オイルショックの衝撃
著者等紹介
十市勉[トイチツトム]
一般財団法人日本エネルギー経済研究所研究顧問(理学博士)。大阪府生まれ。1973年東京大学理学系大学院地球物理コース博士課程修了後、日本エネルギー経済研究所に入所。米国マサチューセッツ工科大学(MIT)エネルギー研究所客員研究員、総合研究部長、理事・総合研究部長、常務理事・第一研究部長、常務理事・首席研究員などを経て、2006年専務理事(最高知識責任者)・首席研究員に。2011年顧問、2013年から現職。エネルギー、地球環境問題が専門。多摩大学客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
y_u
2
従来の技術から回収が難しいとされたシェールオイル・ガス。技術革新と原油価格高騰を受け、2000年代後半から米国で開発が進む。エネルギーの需給構造と価格に大きなインパクトを与え、シェール革命と呼ばれた。本書では丁寧にシェール革命の経緯から見通しを説明し、日本への影響と取るべき戦略にも触れている。電気新聞ブックスから刊行されていることもあり、原発再稼働にも言及しているが、決して片寄った内容ではなく、事実やデータに基づいて議論展開されている。また、あまり報道等で流されていない情報もあり、なかなか良書である。2016/08/29
ゆきまさくん
1
原油価格の高騰をきっかけに起こったシェール革命は、世界のエネルギー情勢を変えるのか、また日本への影響は? 3.11以降、日本はエネルギーの将来をどうするか意見が別れている一方で、アメリカのこのシェール革命による原油価格の下落、新興国の原子力開発の促進、国際的な温暖化の取り組みなど世界のエネルギーの構造は、変化してきている。 国家の存続に不可欠なエネルギーの安定供給の確保は、長期的に、総合的に考えていくことが必要。2018/10/09