内容説明
日本の大陸進出に渋沢栄一の果たした役割とは。実業家・渋沢の「対中経済拡張」の活動とはどのようなものだったのか。生涯にわたり唱えられた経済理論は、激動の近代中国の政策にどう生かされたのか。遺された資料を駆使して解明する。
目次
第1章 日本における近代資本主義の父―渋沢栄一
第2章 渋沢栄一の対中経済拡張の活動
第3章 渋沢栄一の対中経済拡張の思想
第4章 渋沢栄一と対中経済拡張の主力軍三井財閥
第5章 渋沢栄一と孫中山(孫文)
第6章 渋沢栄一の中国訪問
第7章 中国への災害救援と慈善活動
第8章 渋沢栄一の『論語』解読
第9章 渋沢栄一研究の回顧と現状
著者等紹介
周見[シュウケン]
1951年中国遼寧省瀋陽市生まれ。中国社会科学院世界経済と政治研究所教授、経済学博士(神戸大学)
西川博史[ニシカワヒロシ]
1943年北海道生まれ。北海商科大学商学部教授、北海学園北東アジア研究交流センター副センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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