内容説明
ごちそうとのみものとおんがくをじゅんびして、パペルピカドをかざって、おつきさまは、よるにおまつりをすることにしました!メキシコのオアハカ地方につたわるおつきさまのおはなしです。
著者等紹介
ゴラブ,マシュー[ゴラブ,マシュー] [Gollub,Matthew]
アメリカ合衆国在住。メキシコ・オアハカ州への旅を重ね、その地域の昔話に関心をもつ。絵本など多数。各地の学校で読み聞かせのワークショップや、ドラム演奏を取り入れたストーリーテリングなどを行っている
マルティネス,レオビヒルド[マルティネス,レオビヒルド] [Martinez,Leovigildo]
メキシコのオアハカ州在住の画家。ルフィーノ・タマヨの工房で学んだ後、今日まで120以上の展覧会をメキシコやアメリカで行う。壁画は、ウルグアイ、シカゴ、ニューヨーク、メキシコシティに永久保存されており、メキシコシティの子ども病院には、寄贈した巨大な壁画がある。絵本の仕事やさまざまな子ども向けの作品の挿絵なども手がけている
さくまゆみこ[サクマユミコ]
出版社勤務後、翻訳者として多数の作品を手がける。アフリカ子どもの本プロジェクト代表。日本国際児童図書評議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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井月 奎(いづき けい)
38
メキシコのオアハカ地方の人たちが、なぜ朝に月が空にいるのかを思って紡ぎだした物語です。いいですよねえ。こういったことを考えるってとても豊かな心から生まれると思うのです。それは一人の心ではなく、その民族の豊かさなのでしょう。お日さまにやきもちを焼くお月さま、はしゃぎすぎちゃうお月さま。なんて素敵なのでしょう。また絵がすばらしいのです。いや、でももしかしたら本当に有明月に聞いたのかもしれませんね。なんで朝にいるのですか?って。 2021/05/04
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
32
メキシコの絵本。独特の世界観と少し絵が苦手でした。メキシコのオアハカ地方では、昼間に月と太陽を同時に見れると「ゆうべはおつきさまがおまつりをしていた」と言うそう。巻末に解説あり。2023/05/05
たまきら
24
ああ、なるほど…。最後まで読んでああ、あれのことか、と、娘と笑いました。出だしに書いてある童話も多いけれど、こういうのもいいですねえ。メキシコのお祭り楽しそうだなあ…。2020/12/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
メキシコのオアハカ地方に伝わるおはなし。昼間おひさまとおつきさまを同時に見れる時に、オアハカ地方の人は「ゆうべは おつきさまが おまつりを してたんだね。」と言うそうです。巻末ページにメキシコのおつきさまとおまつりの解説がついています。 【文化と生活に親しむー多様な文化へのとびら】2020/03/16
mntmt
13
とても夢のある発想だな。 異文化に触れることがてきる、良書。2020/01/18