内容説明
インド・ヨーロッパ語の文法観から自由になって、中国語の実相を素直に見直すための知的な挑戦へ読者を誘う6つの講演録。中国語文法研究の最前線をわかりやすく解説した名著『語法六講』が日本語で読める!
目次
第1講 中国語の文法研究は印欧語の束縛から脱却すべし
第2講 言語事実の描写と解釈―文法研究の方法二例をめぐって
第3講 なぜ中国語では動詞も名詞であると言えるのか―文法研究の打破と再構築
第4講 言うか、言わないか?―虚詞研究における重要な問題
第5講 「文法メタファー」と「メタファー文法」
第6講 なぜ言語における統合現象を研究するのか
著者等紹介
沈家〓[チンカケン]
1946年上海生れ。中国社会科学院語言研究所所長、中国語言学会会長、国際中国語言学会会長、“中国語文”主編、“当代語言学”主編などを歴任。現在、中国社会科学院文哲学部学部委員、語言研究所研究員
古川裕[フルカワユタカ]
1959年京都市生れ。大阪外国語大学、東京大学文学部卒業。東京大学大学院修士課程修了、北京大学中文系において文学博士。現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授。専攻分野は認知言語学的な視野からの現代中国語文法研究と日本人に対する中国語教育への応用研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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