内容説明
「冷蔵庫に玉子がある」はいいのに「ラーメンに玉子がある」はおかしい。「玉子が入っている」である。なぜか。本書は、このシンプルな疑問を出発点として日本語の存在表現における「テイル」「テアル」「アル」「イル」の使い分けの要因を明らかにする。
目次
第1章 はじめに(本稿の背景と目的;本稿の構成)
第2章 先行研究
第3章 非情物の存在(先行研究;方法と枠組み;分析の結果;本章のまとめ)
第4章 有情物の存在(先行研究と問題の所在;方法と枠組み;考察;本章のまとめ)
第5章 おわりに(本稿が明らかにしたこと;今後の課題)
著者等紹介
渡辺誠治[ワタナベセイジ]
神戸市外国語大学大学院修士課程、大阪府立大学大学院博士課程修了。博士(言語文化学)。活水女子大学教授。専門:日本語学、日本語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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