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目次
May 2,2016 往復書簡 港>芹沢
May 5,2016 往復書簡 芹沢>港
October 24,2015 印刷物と思想の共有をめぐって
June 22,2016 こんな本を読んできた
July 8,2016 小さな発信基地をつくろう
編集会議
KEYWORD ESSAYS 一通の手紙から一冊の本ができるまで
外縁の前で
小さな試みが自生、共生する、生き生きとした複雑な世界を求めて、わたしたちは船を出す
著者等紹介
芹沢高志[セリザワタカシ]
1951年東京都生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことをきっかけに、1989年にP3 art and environmentを開設。2014年、さいたまトリエンナーレ2016のディレクターに就任
港千尋[ミナトチヒロ]
1960年神奈川県生まれ。写真家・著述家。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)。早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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数々の芸術祭に携わり、多数の著書を持つ芹沢高志と港千尋の往復書簡から始まった、「本」について考える本。本と出版の未来について動きながら考える「ABI+P3共同出版プロジェクト」のレーベルの哲学と現場の熱気を伝える。印刷物を「言葉や考え方が詰まった宇宙船」と捉え、本が連れて行ってくれる宇宙や、宇宙船を作るための編集作業、読者を誘う流通ルートにまで及ぶ2人の思いが熱い。物質としての本は、情報を伝えるだけではなく、人と人とを繋ぐ道具として作用する。プレゼントとして本を選ぶのと、電子書籍の購入権を貰うのは異なる。2017/11/23