内容説明
崩壊するギリシャ=ユーロ・モデル、「新自由主義」アメリカ・モデル、「福祉国家」スウェーデン・モデルを比較・検証。「新・資本主義モデル」で、日本は一人勝ちする。「資本主義の神様」が振り向く国とは?!
目次
第1章 ギリシャが破綻しても、日本は破綻しない―「国家モデル論」から読み解くマスコミのウソ
第2章 「ポスト・バブル」の国家モデル―「ギリシャ・モデル」から読み解く緊縮財政の罠
第3章 「資本主義の神様」が微笑む国、微笑まない国―「ユーロ・モデル」から読み解く世界金融危機の真実
第4章 「小さな政府」と「大きな政府」―「アメリカ・モデル」「スウェーデン・モデル」への誤解
第5章 日本がデフレを脱却できない理由―「ジャパン・モデル」から読み解く構造改革の間違い
第6章 「ジャパン・コンセンサス」で日本は復活する―「新・日本モデル」で国家危機をチャンスに変える処方箋
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部を卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめ、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立し、三橋貴明事務所を設立。現在は、経済評論家、作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カインズ
3
【世界はデフレが見えていない】均衡財政や規制緩和といったインフレ対策を基調とした内容のワシントン・コンセンサスに基づく政策が世界で行われたことによって、世界で様々な問題が起きていることを解説し、デフレ下にある日本がワシントン・コンセンサスの真逆の性格を持つジャパン・コンセンサスによって正しい資本主義国になる道を示す一冊。デフレを想定していない新自由主義的な考え方が日本に混乱を起こし、未だに被災地の復興も進んでいない。ジャパン・コンセンサスに基づく政策によって、一刻も早く日本が大きく成長する日が来て欲しい。2012/06/08
スーさん
2
相変わらず分かり易い、三橋氏の経済本である。国内には未だに米国等の経済モデルを賞賛している人間が多くいるが、これからの経済モデルは日本主導型なのだ。デフレから脱却する気が皆無の政府・日銀の人間に、ぜひ読ませてやりたい一冊。2012/06/01
Akimichi Tobita
1
金融工学で支配された資本主義が崩壊して、世界中が模索する中、日本が一番幸せなポジションにいることをあらためて実感させられた一冊。世界経済のためにも日本の繁栄は必要なのだと思わされる。日本に生まれたことに感謝せざるをえない。2012/06/17
Riopapa
1
どうしても理解できないのは、これだけ明確な方向性を三橋氏や藤井氏が示しているのに、全く政府や日銀は見向きもしないこと。何か別の思惑が働いているのかと思ってしまう。2012/09/25
マチコ
0
世界経済との比較。だったかな?三橋氏ブログでおなじみな内容ですが、書籍とあってやはり読み易い。日の丸デザイン(^^) 図書館利用。2012/07/22
-
- 電子書籍
- 彼方のアストラ 1 ジャンプコミックス…