出版社内容情報
今注目の作家チェ・ウニョンの短編集第1作、待望の邦訳
高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。
約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。
表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。
いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。
時と場を越えて寄り添う7つの物語。
ショウコの微笑
シンチャオ、シンチャオ
オンニ、私の小さな、スネオンニ
ハンジとヨンジュ
彼方から響く歌声
ミカエラ
秘密
作家の言葉
作家と作品について
チェ・ウニョン〔崔恩栄〕[チェ ウニョン]
著・文・その他
吉川凪[ヨシカワ ナギ]
監修
牧野美加[マキノ ミカ]
翻訳
横本麻矢[ヨコモト マヤ]
翻訳
小林由紀[コバヤシ ユキ]
翻訳
内容説明
高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に一週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。表題作のほか、時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。時と場を越え寄り添う七つの物語。
著者等紹介
チェウニョン[チェウニョン]
崔恩栄。1984年、京畿道生まれ。高麗大学国文科卒。2013年に「ショウコの微笑」で『作家世界』新人賞を受賞し、デビュー。翌年には同作で第5回若い作家賞を受賞。2016年に許〓文学作家賞、2017年に「その夏」で第8回若い作家賞をそれぞれ受賞している。「その夏」も収録した短編集第2作『私にとって無害な人』は、2018年に第51回韓国日報文学賞を受賞した
牧野美加[マキノミカ]
大阪生まれ。看護師として、海外ボランティアも含め医療に長く従事。2008年より韓国在住。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる
横本麻矢[ヨコモトマヤ]
東京生まれ。大学にて外国語(英語・フランス語・韓国語)を専攻。報道機関での記事翻訳、一般企業でのインハウス翻訳者を経て、フリーランスとして産業翻訳に従事
小林由紀[コバヤシユキ]
北海道生まれ。法律関連の仕事に携わる傍ら、韓国映画の魅力を知って韓国語を学び始め、現在は映像字幕翻訳の学習中
吉川凪[ヨシカワナギ]
仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
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