内容説明
声に出して読めば、うれしくなる、たのしくなる、笑顔になる。アンパンマンの作者やなせたかしがライフワークとして情熱をかたむけた27のお話がつまったユニークなメルヘン集。
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年2月6日、高知県生まれ。東京高等工芸学校図案科(現・千葉大学工学部)卒業。1973年、月刊絵本「キンダーおはなし絵本」に、「アンパンマン」掲載以降、人気シリーズとなり、1988年から、日本テレビ系にてアニメ化。日本漫画家協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のえる
45
図書館絵本。実話を含む、二十七のお話が集められた絵本。第一集に続き、誰にもそれぞれ輝かしい一面が備わっていること、を気付かせてくれた。相手をそっと包み込む愛情たっぷりで心地良いお話や、弱点をさり気なく突っつきクスッとするお話も。優しくほんわりした暖かさを感じられるので、大人にも安眠効果がある気が…ヘタしたら読み聞かせ中に寝ちゃいそうだな(笑)「アンパン町マーチ」は思わずあの世界観と結び付き、「さすらいのブラックキャット」はワクワクし、「老眼のおたまじゃくし」はほのぼのとした。2021/10/08
へくとぱすかる
32
2冊め。印象的でちょっとひねった、気づかされるお話も多い。子どもも大人も楽しく読めると思う。メルヘンとして、またショートショートとしても読める。「ソバカスのある天使」や「白い街」「青い翼」「すみれの手紙」などがいい。「サビガリ峠」を読むと、やなせ先生も夜間中学の存在を知っていて、話の中にさりげなく入れていることがわかる。一本松の話は長生きした自分と、すでに亡くなった仲間・友人への思いも込められているそうだ。「現在の目標として、とにかく100話まで書き続けていきます」とあとがきにある。イラストが実に美しい。2025/05/09
猪子
7
メルヘン絵本の第二集。一集に比べるとが切ない話が少なく、不思議な話が多かったかなという印象です。本文は手描きですが、表紙のイラストはデジタルで描かれているのかなと思いました。新しいものも取り込んでいるやなせ先生すごい!2018/03/29
SUN匿名
1
そばかす天使は「落ちこぼれ天使が恋をしてはいけない条件で人間界へ修業に行く」ってパターンなのに、それを科した大天使が優しく見守ってるところが良かったです2012/03/17