出版社内容情報
雪女なんているわけないと思っていた圭太は、スキー教室の吹雪の中で、ふしぎな女の子に出会う。その女の子は「ここでわたしに会ったことはヒミツだよ」といい残して行ってしまう。そのようすを見ていた昌也くんのおとうさんは「あれは…雪女の子、雪ん子だ」という。そして、雪女伝説を利用して、あるたくらみを思いつくのだが…。
内容説明
雪女なんているわけないと思っていた圭太は、スキー教室の吹雪の中で、ふしぎな女の子に出会う。そのようすを見ていたコーチは、「あれは…そうだ。雪女の子、雪ん子だ」という。それからしばらくして、圭太の学校にやってきたのは…
著者等紹介
西村さとみ[ニシムラサトミ]
兵庫県生まれ。第51回毎日児童小説コンクール優秀賞、第22回福島正実記念SF童話賞佳作など。日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員、「花」「季節風」同人
ao[AO]
イラストレーター。書籍・教材・広告などの分野で幅広く活躍している。1枚の絵からストーリーが広がるような、彩り豊かな世界観が持ち味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芦屋和音
2
小4の圭太の家はスキー客をメインにペンションを営んでいる。町を雪女伝説として売り出して観光客を増やそうとする大人たち。自分たちの生活を優先し過ぎると、自然からしっぺ返しを受けるかもよ、という展開。毎日児童小説コンクール優秀賞受賞作。中学年向きとはいえ、ちょっと詰めが甘いような……。2025/01/12
かはほり
1
話の運びもわかりやすく中学年の子ども向けで読みやすいが、ラストが急展開であっという間に終わるのが不満で物足りないな。 2025/01/22
菱沼
0
偶然に頼っている部分もあるけれど、ちょっとした冒険もあり、素直な物語。小学3〜4年が読める物語だと思うけれど、この年代が読む物語の層が一番薄いのではないかと感じているので、もっとこのグレードの物語が増えてほしいと思う。2024/12/03