内容説明
これは冤罪事件である。―犠牲者は、岩川徹と二階堂甚一の二人。岩川は、秋田県旧鷹巣町に隣接する旧合川町でつつましく暮らす平凡な住民である。この二人に、いったい何が起こったのか。
目次
第1章 彰の支配者
第2章 黙秘します
第3章 屈辱の三六八日
第4章 五重苦を背負って
第5章 孤立無援の法廷
第6章 親友を売った男
第7章 検察ストーリーの無理
第8章 悔し涙
第9章 メフィストフェレスたち
村木厚子が残した「室密魔術の現実と提言30カ条」
第10章 弁護人が語る岩川裁判
著者等紹介
大熊一夫[オオクマカズオ]
1937年生まれ。ジャーナリスト。元朝日新聞記者。元大阪大学大学院人間科学部研究科教授(ソーシャルサービス論)。1970年、都内の精神病院にアルコール依存症患者を装って入院し「ルポ・精神病棟」を朝日新聞に連載。鉄格子の内側の無法を白日のもとにさらした。以来、福祉・医療の分野を中心に、高齢者・障害者へのケア、特に虐待の問題に強い関心を継続しつつ取材してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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