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内容説明
超細密なペン画で観る者を圧倒する池田学の初画集。1年以上かけて制作した作品を核に、最新作を含め45点を収録。
著者等紹介
池田学[イケダマナブ]
1973佐賀県多久市生まれ。1998東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2000東京藝術大学大学院修士課程修了。受賞歴:1998平山郁夫奨学金賞(東京藝術大学)、東京藝術大学美術学部卒業制作デザイン賞、2001佐賀銀行文化財団新人賞、「第4回はままつ全国絵画公募展」大賞、2007「第10回岡本太郎現代芸術賞展」入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛玉子
16
以前美術館であまりの迫力に圧倒され、よく見ればその細やかさに驚愕し、しばらく前を動けなかったほど心動かされたのだけれど、画集だと当然小さいし、でも結構お値段するし…と迷っていた時、池田さんのブログで「制作中は無収入」と知り、ささやかながら応援の気持ちで購入。自然と渾然一体となった巨大な人工物、そこに見え隠れする小さな白い人影や奇妙な生き物。牧歌的な雰囲気はジブリっぽくもあり、でも不気味な死の気配も漂う世界は、どこかデイヴィッド・マレル『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』を思い出させ、ちょっと怖くもあるのです。2017/04/02
ジョニーウォーカー
14
筆を使わずペンだけで1年以上かけて描き上げる2mクラスの巨大細密画。ホントにどうかしている。言っておくが、表紙の絵はあくまで1つの作品のほんの一部分を拡大したものにすぎない。すべてを見渡すと、そこには巨大な“何か”が姿をあらわす。例えば「予兆」をテーマに描かれた津波の作品は、先の東北大震災を予言しているかのようでもあり、見ているだけでゾクッとする。それでも見入らずにはいられない圧倒的な凄みと迫力。「神は細部に宿る」と誰かが言ったが、彼の作品は、作品そのものが「神」だと感じる。宝物の一冊です。2011/05/12
Te Quitor
12
圧倒的「超」細密画。この本は素晴らしい。凄すぎる。とにかく凄い。実物を見たほうがもっと素晴らしいと確信できる素晴らしさ。作品の購入は難しいので原寸大ポスターがあればいいのに・・・。目を凝らしてルーペを駆使し、観察。例えるなら「小学生が始めてプールで水中メガネを着用したワクワク感」を味わえることだろう。ああ、そんな老後を過ごしてみたいねぇ。2014/12/28
退院した雨巫女。
10
緻密な絵です。実際に生で観てみたい。2011/02/09
まあ
5
池田学について何も知らず書店で一目ぼれして即買いました。期待を裏切らずとても緻密で引き込まれ、これだけの作品を作り上げることのできる作者の技量と精神力に驚きです。生で観てみたい。2011/04/24