角川文庫<br> ふたりでKIKIを聴いていた

電子版価格
¥594
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
ふたりでKIKIを聴いていた

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041646441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夕陽の海辺、通り雨に濡れるレッド・ジンジャー、冷えたビールとAHIの刺身…。ハワイのカラリとした爽やかな風と波の音を感じられる、“ハワイアン・ラヴ・ストーリー”。引き受けた仕事をやりとげることで、過去の恋にピリオドを打つ女性を描いた表題作「ふたりでKIKIを聴いていた」など、ハワイ通で知られる著者の、ハワイを舞台にした3つの書き下ろし短編と雑誌に掲載されたショート・ストーリーをこの1冊に。

目次

イエロー・カードを、彼に
ベースボール・グラウンドの通り雨。
自分の家の火事は、消せなかった。
その皿には、ハートがそえられていた。
その瞳は、こんなブルーかもしれない。
思い出の二人乗り。
マイホームは、時どき揺れる。
ハンバーガーが教えてくれた。
キャプテンは、まだ来ない。
もし、君がプルメリアなら。〔ほか〕

著者等紹介

喜多嶋隆[キタジマタカシ]
1949年5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

79
とにかく一冊まるまる、びっしりとハワイアンなショートショートです。いつも思いますが、よくあのショートストーリーのボリュームで、あんなにステキなドラマが書けてしまうなぁとある意味驚愕です。ショートショートなので、とにかく読みやすく、さらさら&どんどん進み、アッという間に読了です。どの話からも人間性のステキな魅力が伝わり、ハワイを中心とする周囲の様子が生き生きと綴られています。記憶にしっかりと残るかと言われると個人的にはちょっと難しいかなとは思ってますが、読後感はハワイ感に満たされてステキな気分になれます。2024/06/29

マーシュランド

11
先日仕事でホノルルへ初めて行った▼中学生の頃から読んでいた喜多嶋さんの本を持参すればと後悔した▼カラッとした風、気さくなハワイのひと、生き方が素敵な女性、この作品を読み返し、改めてハワイを堪能した▼180382018/04/27

おびこ

2
どの作品もかなりの短編。どれもHawaiiを感じます。すきなのはウクレレのお医者さんです。長編で読みたいと本当に思いました。夏にぴったりの作品です。2012/07/20

イトウちゃん。

2
"slice of life"というコトバがむねにのこった。2008/10/23

happy3939

0
めちゃくちゃ素敵な短篇小説。 まるでハワイで住んでるかのようになれる。そして、ほろ苦い恋とあり方を学べる2023/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/557873
  • ご注意事項

最近チェックした商品