内容説明
参加型評価はプログラムの関係者が協働で評価を行うアプローチである。本書は、多様な関係者間の「対話」をとおして、新たな関係性の構築、学び合い、エンパワーメントをもたらし、自らが改善と変革の主体に変容した参加型評価の貴重な実践報告を収録する。
目次
第1部 参加型評価とは―その理論と方法論(評価論の系譜と参加型評価の登場;参加型評価の特徴とアプローチ;参加型評価実践の基礎)
第2部 参加型評価の実践―事例分析(自分達で事業を改善できるようになった!―フィリピンNGO教育事業参加型評価「内在化」事例の考察から;福祉サービスを利用する当事者の主体性促進と事業改善―精神に障害を有する人々が利用する地域活動支援センターにおける参加型評価;行動変容につながる学びと評価を考える―ESDプログラムの一事例から;学校全体のエンパワーメントを促す学校評価;行政の健康づくり事業における参加型評価の活用;知識創造プロセスを活用した公共セクターのイノベーション―豊岡市の「協働型プログラム評価」の実践事例を通じて)
改善と変革のための評価―参加型評価の実践から学ぶ
著者等紹介
源由理子[ミナモトユリコ]
1957年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士後期課程修了、博士(学術)。国際協力事業団(現:国際協力機構JICA)、国際開発高等教育機構(FASID)研究員などを経て、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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