贋日記

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贋日記

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309014999
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

祖母と二人で暮した清水の街、祖父・梢風と鎌倉の家、突如明かされた実母の存在…。嘘と本当のはざまに揺れ動く複雑な生い立ちを冷徹に見据え、作家としての原点を描き切る感動の自伝的長篇。

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年、東京に生まれる。慶応大学文学部哲学科卒業。出版社勤務を経て、文筆活動に入る。1982年、『時代屋の女房』で第八七回直木賞、97年、『鎌倉のおばさん』で第二五回泉鏡花文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごまにゃん

1
読書メーター住人は誰も読んでいないのか……。本作は作者本人の幼少から大学時代までを綴った私小説です。村松梢風の孫であり、放蕩を重ねる文豪の孫という特殊な環境に加え、両親は死んだと伝えられていながら母は実は親戚のおばさんとして何度も会っている。とにかく常人には到底理解できない環境下を生きた作者の心情が、包み隠すこと無く語られています。あまり褒められた行動では無い部分が多いですが、心情を語る小説の中でもかなり真に迫ったものがあって感動しました。渾身の作品だと思います。2019/06/03

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