感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちーけん
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毎日新聞の将棋担当記者として活躍した著者が、毎朝の将棋欄で執筆した観戦記の傑作をまとめた上巻。書きにくい将棋棋士たちの生態をよくぞここまで書いたと驚愕の一冊です。お互い私生活でも気が合わないライバルとして知られた米長邦雄永世棋聖と加藤一二三九段のＡ級順位戦を描いた観戦記では、加藤の指し手を待ちながら不作法にも雑誌を読みふける米長の姿を赤裸々に描いてます。他の観戦記者には描けない光景です（後が怖いから）。森ケイジ九段の不敵なセリフや羽生のデビュー戦など、読むだけで眼前に戦いの火花が見えてきますｗ2010/08/04
