感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
La Principita
3
しばらく報道されなくなったシリア情勢。これから仕事で少し関わることもあり、比較的新しく書かれた書籍を探してみた。非常に詳しく説明されており、それゆえ返って難解に。特に反政府組織、テロ組織の数の多さとその離合集散の様子はメモ取らずしてついてゆけない。ロシア・シリア、米国、トルコがそれぞれの(シリアではなく)思惑で、戦況に応じて戦略を変える。そこにシリアの、市民の姿はない。新たなサイクス・ピコ協定だと結ばれていたが、歴史から学ぶことはないのか。2023/03/05
K.C.
3
登場人物が多すぎる。それだけ混沌としたシリア情勢。ただ、シリア政府は存在するというのがミソ。無政府状態になっていない。そこに大国と各勢力がどう合従連衡したかの分析。2022/09/28
ウラー
3
【とても詳しい】トランプ政権時代のシリア内戦についての報告。詳細すぎて頭に入ってこない。本の内容が悪いのではなく、私が本のレベルに合ってないのだと思う(シリアの地理やパワーバランスについての前提知識、理解するための時間と集中力が足りない)。もう一度読めば理解が深まるかもしれないけど、その気力はない。2022/02/01