内容説明
五島列島・有川湾をめぐって繰り広げられた「クジラとり」の歴史。江戸時代に起きた福江領・有川浦と富江領・魚目浦の漁場をめぐる争い、鯨組である有川組の盛衰の一部始終―。日本人と身近だったクジラとりの歴史を掘り起こす。
目次
第1章 有川湾とクジラ
第2章 羽指たちの海
第3章 魚目浦と有川浦の海境争論(一)―分知から江戸上りまで
第4章 魚目浦と有川浦の海境争論(二)―江戸にて
第5章 有川組と江口家
第6章 その後の有川浦と魚目浦―戦後の南氷洋捕鯨まで
第7章 有川浦と魚目浦に暮らす人びと
著者等紹介
辻唯之[ツジタダユキ]
1942年、姫路市生まれ。1967年、神戸大学大学院修士課程修了。香川大学商業短期大学部教授、香川大学経済学部教授を経て、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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