禅マインド ビギナーズ・マインド

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784904507568
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0015

内容説明

初心者の心には多くの可能性があります。しかし専門家といわれる人の心には、それはほとんどありません。世界中で読まれている禅の入門書。

目次

プロローグ ビギナーズ・マインド―初心者の心
第1部 正しい修行(姿勢;呼吸;コントロール;心の波;心の雑草;禅の真髄;二つではない、ということ;合掌礼拝;特別なことはなにもない)
第2部 正しい態度(一途の道;繰り返し;禅と興奮;正しい努力;痕跡をとどめず;神は与える;修行における間違い;自分の活動を制限する;自己を学ぶ;瓦を磨く;つねに空であること;コミュニケーション;否定と肯定;涅槃とは滝のよう)
第3部 正しい理解(伝統的な禅の精神;無常ということ;存在の史津;自然について;空;待ち受けている。とらわれないで見ている;無を信じる;執着と非執着;静けさ;哲学ではなく、体験を;もともとの仏教;意識を超えて;ブッダの悟り)
エピローグ 禅の心

著者等紹介

鈴木俊隆[スズキシュンリュウ]
1904年生まれ、1971年逝去。神奈川県平塚市の曹洞宗松岩寺に生まれる。12歳で静岡県周智郡森町の蔵雲院の玉潤祖温老師に弟子入り、駒沢大学在学中に蔵雲院住職、1936年に静岡県焼津市の林叟院の住職となる。1959年渡米し、サンフランシスコ桑港寺住職となる。1962年サンフランシスコ禅センターを設立。1967年カリフォルニア州タサハラにアジア以外では最初の禅院である禅心寺を開く。1971年に68歳で禅センターにて逝去

松永太郎[マツナガタロウ]
1949年、東京生まれ。1972年、アメリカ留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

39
仏教の真髄は実践的に「今ここ」にあることである。だが現実、人間の意識にある認識形態は「今ここ」にあることを認識できない。そのことをどう捉え、坐禅として実践してゆく心構えを教えんとする優しさに溢れた一冊。人間の認識形式は「今ここ」を捉えることがそもそも出来ない。過去と今、また未来と今を対比することで「今」を認識しているからだ。したがって「今」にあって「今」を認識することは原理的に不可能である。しかしそうした悟りの状態を目指す努力は可能だ。それが坐禅であり、瞑想的日常生活であり、いわゆる「無心」である。 2019/10/13

takeapple

11
アメリカに禅を本格的に伝えたリトル鈴木と言われる鈴木俊隆の言葉を纏めたもの。スティーブ・ジョブズも影響を受けたという。キリスト教国アメリカで禅を広める苦労もあったのだろう。仏教は確かに形而上学的なというか、キリスト教などのような宗教よりも、哲学とかものの見方や考え方だとは思うが、神を認めるような言葉もある。アメリカで、禅が広まったこと、それが一つの流れとして、現在のマインドフルネスを産み、グーグルなどで取り入れられていることも頷ける。続編もあるようなので読んで見たい。2017/07/19

アイス1億円

9
ビギナーズと謳ってはいますが初心者向けではないような気がします。もっとわかりやすい禅の本を知っているからそう感じるのかもしれませんが。2016/02/11

荒野の狼

5
表紙は英語版のものに近く、著者の直筆が施され、新書サイズで、ハードカバーだが厚くなく、手元に置いておきたくなる美しい装丁は、座右の書としての条件を満たしている。題名にビギナーズマインド(初心)とあるのは、初心者向けということではなく、禅の姿勢として、何ごともあるがままうけいれる先入観のない心ということ。本は、著者のアメリカでの英語の講話を弟子が、関連のあるものを並べ替えたものの翻訳で(一部は英語を併記)、本来一冊の本にすることを目的として、話されたものではないので、包括的ではなく、順序だってもいない。2012/07/08

art_mr

4
難しい。大事なのは今、ここ。二つにならない、初心の中に全てがある。大事なのは坐禅をしている時間でなく、ただ坐禅をする、座ること。など。2022/04/12

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