内容説明
薬物依存回復者と家族の手記をふんだんに掲載した「回復のレール」に乗るまでを具体的に追う実践録。薬物依存者の家族が、本人にどんなふうに関わっていけばいいかを示した本。
目次
第1章 「薬物依存症」という病気(薬物依存症とは;薬物依存者を回復に向かわせるために ほか)
第2章 薬物依存回復のための12のステップ(私たちはアディクション(薬物依存)に対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた。
私たちは、自分より偉大な力が、私たちを正気に戻してくれると信じるようになった ほか)
第3章 家族会の取り組み―薬物依存者とその家族が共に回復に向かうために(家族会ができるまで;家族会で学ぶこと ほか)
第4章 薬物依存回復施設ダルクの取り組み―一人でも多くの人を回復へのレールに乗せるために(新制度を意味あるものにするために;薬物依存症は治らない ほか)
著者等紹介
岩井喜代仁[イワイキヨヒロ]
1947年京都府生まれ。青年時代に暴力団の世界に身を置き、若手組長として期待されるが、覚醒剤に手を染め、暴力団組織から破門される。以後は覚醒剤の密売人として全国を渡り歩く。その中で自身が薬物依存症となり、28歳から17年間覚醒剤を使い、45歳の時、ダルクと出合う。2010年茨城県福祉部長賞受賞。2012年茨城県知事賞受賞。薬物依存回復施設茨城ダルク「今日一日ハウス」代表、女性シェルター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。