内容説明
日本の医療を救う鍵は、住民の安心づくりと、ムダの排除、そして何より医師や保健師等の医療関係者が仕事に打ち込める環境づくり。地域医療・保健に通暁する田中一哉が、鍵田實氏など地域医療の実践者・関係者との対談で紡ぎ出す「日本の医療の処方箋」がここにある。
目次
こんな時代だからこそ
安心できる医療と健康づくり(鎌田實氏との対談)
みんなが平等にサービスを受けられる皆保険制度
医療への不安はどうして生まれたのか(前沢政次氏との対談)
最後は医者が覚悟を決めて(増田進氏との対談)
死ぬかもしれない患者を前にして(瀬戸上健二郎氏との対談)
健康づくりはお金がかからない
住民が盛り上げてくれた保健活動(森山操氏との対談)
健康づくりは住民も一緒にがんばる(明神辰子氏との対談)
月に七足の下駄を履きつぶした「ナイター保健婦」(大峡美代志氏を語る)
組織をつくる保健師(望月弘子氏との対談)
すべては住民の幸せのため(中村仁氏との対談)
どうすれば日本の医療を守れるか
信頼できる総合医の育成を(水野肇氏との対談)
著者等紹介
田中一哉[タナカカズヤ]
昭和19年3月福岡県大川市生まれ。昭和42年国民健康保険中央会に就職。以降、次長、部長、審議役。理事を経て、平成22年に常務理事。その他、厚生労働省医療保険福祉審議会・公衆衛生審議会等の要員を歴任、同「保険者による健診・保健指導の円滑な実施方策に関する検討会」等委員、川崎医療福祉大学客員教授、全国保健センター連合会理事、日本医療機能評価機構理事など要職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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