内容説明
昨年(2017年)末に刊行した、紅林進『民主制の下での社会主義的変革』に対して、研究者や市民活動の担い手ら19人から書評とコメントが寄せられた。「社会主義」が死語になりかけているなか、小さいながらも広がった波紋。紅林編集の本書は、疑問と討論を深める第2の触媒である。
目次
第1部 『民主制の下での社会主義的変革』への書評・コメント(ユーゴスラヴィア社会主義と紅林社会主義論;デンマークに学ぶ必要性;歌人としての一言;「階級独裁」概念の有効性と民主制の限界について;共同体的世界の行方―モンドラゴン協同組合をめぐって ほか)
第2部 書評・コメントへのリプライ(岩田昌征氏へ―旧ユーゴスラビアの労働者自主管理社会主義;宇都宮健児氏へ―社会民主主義の成果と限界;大津留公彦氏へ―生産関係と分配問題について;大西広氏へ―独裁と支配は区別すべき;久保隆氏へ―企業の在り方について ほか)
著者等紹介
紅林進[クレバヤシススム]
1950年生れ。法政大学経済学部卒、その後、公務員や学校職員、図書館員などを経て、フリーライター。現在、社会主義理論学会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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