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プラトンの描いたソクラテス―はたしてプラトンはソクラテスの徒であったか

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  • サイズ A5判/ページ数 192,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771019201
  • NDC分類 131.2
  • Cコード C3010

目次

第1章 『エウテュプロン』(ソクラテスとエウテュプロンの共通点;対話篇の流れと「余剰」 ほか)
第2章 『ソクラテスの弁明』(ソクラテスにとっての「裁判」の意味;神託と「無知の自覚」 ほか)
第3章 『クリトン』(主題はよく生きるにはどうしたらよいかということ;マイナーな文脈的定義を受け入れることへの確認 ほか)
第4章 『パイドン』(夢のお告げ;エウエノス ほか)
附論 一九六四年の「アレーテイア」―「洞窟の比喩」解釈をめぐるハイデッガーとフリードレンダーの意見の対立について(三つの「アレーテイア」;三つの対決 ほか)

著者等紹介

小島和男[コジマカズオ]
1998年学習院大学文学部哲学科卒業。2000年学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士前期課程修了。2004年学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。2004年学習院大学文学部哲学科助手。2007年学習院大学より課程博士(哲学)の学位を取得。2007年学習院大学文学部哲学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鵜殿篤

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ソクラテスが言う「知」と「無知」の間の矛盾に関しては、私も前から気になっていたので、本書が示すような見解があると知り、参考になった。ソクラテスは積極的に肯定的な何らかの知を示すのではなく、「否定」を重ねることでターゲットを絞っていくということ。この手続きは、「否定の否定」によって語り得ぬものを語ろうとする否定神学へと向かうことになるのかね。 あと、ソクラテスの「神」が「措定かつ前提」(160頁)と言い切ってくれたのはありがたい。私はそこまで言い切れる自信はないが、言いたいので、都合良く引用していきたい。2017/08/01

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