内容説明
詩人・田口犬男。十二年間の沈黙が生んだ、傑作詩篇。
目次
潮騒
ハイドンな朝
或る貴婦人のための幻想曲
ロレンスの薔薇
春の訪れ
印象派展
『幸福な王子』のために
ユートピア便り
弧のために
円をめぐって〔ほか〕
著者等紹介
田口犬男［タグチイヌオ］
詩人。１９６７年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退。Ｗｅｓｔｅｒｎ Ｍａｒｙｌａｎｄ Ｃｏｌｌｅｇｅ卒業。『モー将軍』（思潮社）で第３１回高見順賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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kentaro mori
1
⚫︎私の中に海があり／愛という潮騒が立ち騒いでいる／ひどく懐かしい歓喜の音楽／私の中の小さな海が／すべての海とつながっている／私たちはみな音楽なので／神の五線譜の上で暮らすのだ(潮騒)⚫︎ひとつひとつの言葉は／弧に過ぎないが／詩になると円になる(詩 v)2025/08/19
夜游の月
0
こういうのを詩というんだろうなと思った。 少なくとも私が詩に求める新しい発想や美しいものや透明な光と風がこの本のなかにはありました。2025/04/24
