ザ・パシフィック〈下巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 359,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904249215
  • NDC分類 933
  • Cコード C0030

内容説明

友人とともに入隊したアラバマ育ちの呑気な若者シドニー・フィリップス。荒々しい海兵隊で本領を発揮する移民の息子“マニラ・ジョン”バジロン。医師である父の反対を押し切り、兄と親友を追って入隊したユージーン・スレッジ。先祖代々の偉大な軍人一家の生まれオースティン“シフティ”ショフナー。空の男を夢見て故郷の農場を後に、海軍飛行学校に入学したヴァーノン“マイク”ミキール。彼ら5人の若者たちはアメリカ軍の一員として戦場に赴き、アメリカが中国大陸から撤退した1941年からマッカーサー元帥の専用機が日本の厚木飛行場に着陸した1945年8月にいたるアメリカと日本との壮絶な死闘の中で、戦争の趨勢を決めることになった重要な幾多の戦いに参加し、血と硝煙の洗礼を受けて成長していった。本書は国のために命を捧げた勇敢な兵士達の真実の物語である。国を守るために地球を半周して未知の密林で、降伏を潔しとしない敵と戦い、捕虜収容所での過酷で屈辱的な体験をする若者達。いたるところで目にすることになる兵士や民間人の累々たる死者。悲惨な体験の代償として受け取ることになる勲章…。膨大な軍事記録、書簡、日誌、備忘録、写真、インタビューを基に書き上げられた本書は、太平洋戦争の未曾有の四年間の稀に見る歴史的記録である。屈辱のバターン半島撤退、ミッドウェイ海戦の奇跡的勝利、いつ果てるともしれないガダルカナル島の消耗戦、硫黄島の地獄、沖縄決戦―そして栄光と不安に満ちた帰還を迫真の筆で描いている。

著者等紹介

アンブローズ,ヒュー[アンブローズ,ヒュー][Ambrose,Hugh]
著名な歴史家として知られ、スティーヴン・スピルバーグ監督と、父であるスティーヴン・アンブローズが製作指揮のドキュメンタリー「プライス・フォー・ピース」のコンサルティング、父の本を含めた戦争関連本の助言を行ったり、HBO製作の「ザ・パシフィック」シリーズの歴史アドバイザーを務めている。元国立第二次世界大戦博物館の副館長を務め、その間には欧州や環太平洋地域の歴史的な戦地めぐりを行っていた。現在、モンタナのヘレナに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mdsch23

3
太平洋戦争に従軍した米海軍パイロット、米海兵隊士官・兵士たちの群像劇。本作は傑作ノンフィクション「ペリリュー・沖縄戦記」を書いたユージン・スレッジ(海兵隊の兵士)が登場人物に配された事でどのような様相だったかリアリティーのある物語となった。また海兵隊の英雄として描かれたバジロン軍曹の物語は後に残されたリーナ夫人のエピソードが印象に残った。「米国の若者が戦争に行った」という物語の集成としてお勧め。2013/02/09

okyada

2
スレッジ著「ペリリュー沖縄」が非常に面白かったので、期待していたドラマ版の内容を掘り下げたものとはだいぶ違って残念だったが、ミッドウェイ参加の海軍パイロット、捕虜体験の後沖縄で民間人収容で活躍した人物、スレッジの語られなかった面(海兵隊への憧れ、両親への必死の言い訳)などドラマパシフィックおよび太平洋戦争の全体像への理解を拡げるという意味でとても興味深かった。翻訳は今ひとつ読みにくかった。「バンド・オブ・ブラザーズ」本やRobert Leckie作品も読んでみたいと思った2011/01/22

dart

1
翻訳が酷いのか原文が駄文なのか、読んでつらいものがありました。 2011/03/28

KIRALY15

0
4.5/5点 第二次世界大戦太平洋戦線、時代の犠牲になった若者たち、アメリカのドラマなのは分かるが日本人悪すぎ

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