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出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
フランツ・リストも嫉妬したピアノのヴィルトゥオーソ〈ヘンゼルト〉の詩情に満ちた2つのエチュード集
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アドルフ・フォン・ヘンゼルト(ドイツ-ロシア、1814-1889)はショパン、リスト、アルカン、タールベルク達とともにロマン派ピアノ音楽の中心的存在であり、当時のピアノのテクニックと表現法の限界で作曲し、ロマン派ピアノ音楽の地平を押し広げていった。また一方で、サンクトペテルブルクに居を構え、ロシア・ピアノ学派の開祖として君臨し、後の世代に多大な影響を及ぼした作曲家でもある。
本書に収載された作品2と作品5のエチュードは彼の主要作品である。この2つのエチュードはそれぞれ12曲からなり、長短全ての調性を網羅したチクルスをなしている。ピアノ音楽史上決して見逃してはならない重要なエチュード集である。
作品2の『12の演奏会用性格的エチュード(Douze tudes Caractristiques de Concert)』には、曲ごとに短いフランス語の詩がタイトルの代わりとして添えられ、それぞれの曲の特徴が示されている。テクニック修練を目指した単なるエチュードとは一線を画し、各曲が独立した楽曲としての特徴をもち、詩情に満ちている。
作品5の『12のサロン用エチュード(Douze tudes de Salon)』は、「サロン用」というライトな印象を受けるタイトルとは裏腹に、オクターヴの多用、アルペッジョ、レガート奏法、またそれらのコンビネーションによるメロディ・ラインの歌わせ方など、ヘンゼルトらしさがより大胆に展開された演奏効果の高い作品である。
●目次(版元ドットコムより)
【収載曲】
《12の演奏会用性格的エチュード》
第1曲「嵐よ、汝は私を打ちのめすことは出来まい」
第2曲「少しは私のことを思っておくれ、常にお前を思っている私を」
第3曲「私の望みを聞き入れて」
第4曲 デュオ──愛の安らぎ
第5曲 嵐の人生
第6曲「もしも私が鳥だったら、お前の元へ飛んでゆくのに」
第7曲「青春、の翼を備えしもの」
第8曲 お前は私を惹きつけ、魅惑し、溺れさせる
第9曲 初恋、至上の喜び。お前は私の元を去ったが、想い出は二人のもの
第10曲 小川が大海に流れ込んでゆくように、愛しい人よ、私の心はお前を待ち受けている
第11曲「愛しい人よ、もう眠ったかい」
第12曲 愛の苦悩と思い出、ああ何と揺れる心! 私の心臓は高鳴る
《12のサロン用エチュード》
第1曲 エロイカ
第2曲
第3曲 魔女のダンス
第4曲 アヴェ・マリア
第5曲 失われた祖国
第6曲 嵐のあとの神への感謝
第7曲 妖精の踊り
第8曲 ロマンス
第9曲
第10曲 失われた幸福
第11曲 恋の歌
第12曲 夜の幽霊の行列
●版元からひとこと(版元ドットコムより)
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